Vol.23 タクシー代も医療費控除

タクシー代

医療費控除という所得控除制度はご存じですか?
家族がいる方は使ったことがある人もいるでしょう!

子供を出産するときは使う人多いかもですね。

医療費控除とは?

本人または生計を一にしている配偶者や親族の医療費を支払った場合に一定の控除を受けることができる権利です。

もちろん権利なので自分で申請が必要です。
ほっておいたら誰も代わりに手続きはしてくれません。

10万円を超えた医療費は確定申告すれば税金が戻ってくるよと言われているものです。

医療費控除の要件は?

・納税者が本人または生計を一にしている親族のために支払った医療費

・その年の1月1日から12月31日までに支払った医療費

↑の要件下で以下の計算式で算出されます。

実際に支払った医療費の合計額-対象外-10万円=医療費控除

対象外とは:
生命保険や医療保険などから支給される入院費給付金
健康保険などで支給される高額療養費・家族療養費・出産育児一時金

10万円:
年間10万円までの医療費は医療費控除の対象外
総所得金額等が200万円未満の人は、総所得金額等の5%を超えた部分が対象

またまた来ましたよ!
生計を一にしている」というキーワードが!
しかしここで注意が必要です。

Vol.22 扶養家族で税金が安くなるでは扶養家族になる要件として生計を一にしているという話をしました。
ということは扶養家族しか医療費控除の対象にはならないのって?
ってなりますよね。

医療費控除の生計を一にしている親族は扶養家族でなくても良い

相変わらずわかりづらい文言の日本の税法です。

医療費控除における生計を一にしている親族の意味は扶養家族よりも広いです。
生計を一にしていればいいんですね。

 法に規定する「生計を一にする」とは、必ずしも同一の家屋に起居していることをいうものではないから、次のような場合には、それぞれ次による。
(1) 勤務、修学、療養等の都合上他の親族と日常の起居を共にしていない親族がいる場合であっても、次に掲げる場合に該当するときは、これらの親族は生計を一にするものとする。
 イ 当該他の親族と日常の起居を共にしていない親族が、勤務、修学等の余暇には当該他の親族のもとで起居を共にすることを常例としている場合
 ロ これらの親族間において、常に生活費、学資金、療養費等の送金が行われている場合
(2) 親族が同一の家屋に起居している場合には、明らかに互いに独立した生活を営んでいると認められる場合を除き、これらの親族は生計を一にするものとする。
 
所得税基本通達2-47より

↑のようにあいまいです(笑)
ですから
①共働きで配偶者控除の適用を受けない夫婦で夫が妻の医療費を払った
②同居の社会人の息子の医療費を父親が払った

こんな状況でも医療費控除は使えます!

かなりなんでもありです(笑)

どこまでが医療費控除対象になるの?

医療費控除というからには病院での診察料や薬代のみが対象と思っていませんか?

実際は
・胃薬を薬局で買った
・治療に当たる鍼灸、マッサージ費用
・厚生労働省指定の温泉施設、スポーツジム
・子供の歯の矯正費用
・看護師、介護師など付き添いの費用
・通院のための交通費

などなど

ここまでくると・・・。
またしてもなんでもありな気がします。

薬局で病気を治すために買った薬はもちろん対象になります。
湿布や按摩器も治癒目的なら対象です。

マッサージや鍼灸も医者が治癒に必要と認めれば対象です。
治療で温泉治療が必要であれば宿泊費やそこまでの交通費も対象です。
メタボリックシンドロームの治癒であれば運動は必須ですね!
厚生労働省指定施設であれば医者が認めれば対象です。
(医者の友達いる人は相談です・・・笑)

子供の歯の矯正も対象です。
大人はだめなんですが・・・。
ホワイトニングはダメですね。

通院他に介助や世話をしてもらったときの費用も対象です。
(ここまでくると・・・笑)

通院のための交通費も対象です!

医療費控除にやむを得ない事情でタクシーは対象です

医療費控除の交通費は基本公共交通機関を対象にしています。
しかしやむを得ない事情でタクシー使うときはありますよね?
・夜間だった
・バス停まで遠い
・乗り降りで病状が悪化しそう

などなど

しっかりとした理由があれば良いのです。

理由が大切なのです。

医療費控除の申請方法は?

医療費や治癒にかかった交通費などの明細を残しておきましょう。
公共交通機関の場合は明細がないのでメモなどしておきましょう。

その年の1月1日~12月31日までの明細を元に翌年2月~3月に確定申告をします。
確定申告の方法は2月くらいになると雑誌など出ますので参考にしてください。
時間にして1時間もあれば申請できます。

医療費控除の節税効果は?

詳しく詳細を書きましたが残念なお知らせがあります。
医療費控除は年収が高い人(700万円以上)は効果があります。
しかしそれ以下の人は効果が低いです。

仮に年収が500万円で20万円の医療費控除を申請した場合
20万円-10万円=10万円
10万円×10%=1万円
(10%になる計算式はここでは省略します)
所得税、住民税合わせて2万円ほどの節税です。

治療などの支払い明細を記入して確定申告で2万円です。
時間は1時間ほどです。

といっても時給2万円はすごいですよね!

年収が多い人は税率(↓表参照)が変わる可能性もあるためしっかり控除しましょう。

所得税 税率
国税庁より

次は平成25年に改定された特定支出控除についてです。
サラリーマンでも経費が使えますよ!

next→Vol.24 サラリーマンも経費が使える

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