サンタンデール銀行プライベートバンク案件の評判は?危険で怪しい?

  • LINEで送る

最近よく問い合わせが来るので今回は海外の銀行のプライベートバンク案件について解説します。
商品名はスターリングハウストラスト(Sterling House Trust)という名称です。

まず最初にはっきり言っておきますね。
99%詐欺案件です。

しかしながら言葉巧みに、あたかも安心・確実であるように紹介されますのでお気をつけください。

サンタンデール(ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド)のプライベートバンク案件とは?

現在はサンタンデールPB案件と言われていますが数年前までは、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(The Royal Bank of Scotland)PBと言われていました。
どちらも同じ話です。
スターリングハウストラストという会社が販売元になっており、お金の預け先がサンタンデール銀行というものです。

概要をざっくり言うと、300万円からプライベートバンクを作ることができて、元本保証で年利12%の利息がつくというものです。
条件をまとめると
・円建て
・元本保証
・300万円から投資可能
・年利12パーセント
・元本は2年間は解約手数料が発生

のようになります。

プライベートバンクとは預け入れ資産1億円以上の顧客に対して個別に資産運用を対応するサービスです。
簡単に言うと富裕層向けにその人に合ったオーダーメイド資産運用を銀行や証券会社が行うというものです。
預け入れ資産1億円からとは中々とハードルが高いサービスですね。

そんな特別サービスを300万円から初められると言うのが、サンタンデールPB案件なのです。
ちなみに、サンタンデール銀行はスペイン最大の銀行です。日本には支店はありませんが世界的な有名銀行です。

スターリングハウストラスト(Sterling House Trust)とは?

1.保護方法
銀行名称: Santander Bank UK
口座種別: 日本円建て総合口座(定期口座、普通口座)
最低預入: 300万円(上限10億円)100%返還
年間利息: 12%(毎月1%の利息が支払われます)
使用方法: インターネットバンキング
開設手数料: USD1550(初年度のみ)
管理手数料: USD1100(2年目以降毎年)
増額金額: 100万円以上10万円単位
預入期間: 無制限(2年未満の引き出しの場合に下記の解約費用が発生します)
解約費用: 1年未満20%、1年以上2年未満10%、3年目以降0%

2.口座開設に必要なもの

・パスポート(アメリカ国籍の方、一部の特殊な国の国籍の方は申し込みできません)
・住所証明(運転免許証、公共料金、電話料金、クレジットカードの請求書)3ヶ月以内
・VISAかMasterCardのクレジットカード、デビットカード
・300万円から10億円までの100万円単位の定期預金資金

3.口座開設、送金手続きの流れ

・インターネットで口座開設費用のUSD1550をクレジットカードで支払う
・口座開設費用の決済番号を口座開設申込書に記入し、併せてSPV設立用紙も記入
・パスポートと住所証明(運転免許証は両面)のカラーコピーに承認サイン
・スキャンしてPDFでSHTにメール
・SHTから口座開設完了のメールが届く
・グローバルコレクト(国内送金)を利用するか、国内外の銀行から口座に直接送金
・毎月20日までに着金すると、翌月の1日より定期預金が開始

↑が勧誘されるときに説明される内容です。

※Trustとは?
英国系の伝統的な契約。ニュージーランドのTrust制度は、非居住外国人にとって、非常に有利に規定。ニュージーランド居住権が無い受託者によって設立されたTrustの海外からの収入が居住権を持つ信託者によってもたらされた場合に、ニュージーランド内では非課税。

※Sterling House Trust(SHT)とは?
スターリングハウストラストは世界の金融市場での20数年間の実績を基に、2009年からニュージーランド政府の許可を得てTrusteeとして、国際弁護士のパートナーと共に、個人信託業務を開始し、金融サービスを提供。

わかりにくい用語だらけですね。。。
わかりやすく言うと、サンタンデール銀行という安心感がある箱を使って、非課税であるニュージーランドのTrust契約という制度を使ってお金を集めて運用します。運用するのはスターリングハウスというIFA(独立系資産アドバイザー)です。ってことですね。

サンタンデールPB案件の危険性の検証前に知っておきたい詐欺を見破る3つのこと

1.元本保証
2.高利回り
3.専門用語が多い

この3つが重なればほとんどの場合は詐欺案件かポンジスキーム※の可能性があります。

※ポンジスキームとは「自転車操業」に近いものである。「出資してもらった資金を運用し、その利益を出資者に(配当金などとして)還元する」などと謳っておきながら、謳っていることとは異なって実際には資金運用を行わず、後から参加させる別の出資者から新たに集めたお金を(やはり運用せず)以前からの出資者に“配当金”などと偽って渡すことで、あたかも資金運用が行われ利益が生まれてそれが配当されているかのように装うもののこと。by Wikipediaから引用

最近ですとサブリース問題でスマートデイズの「かぼちゃの馬車」というシェアハウスで取り沙汰されましたよね。
過去だと、ハイプやICO、マイニングと言われる仮想通貨関連や金の鉱山、エビの養殖など色々なポンジスキームが世には出ては消えを繰り返しています。
日本人はあたかもマトモそうに見えるポンジスキームがお好きなお国柄なんですね。。。
過去に幾度か管理人もひっかかっています。

元本保証ほど危ない話はありません。
当たり前ですが、世の中に絶対はありえません。そんな中で元本保証しているのはありえてもよほど少なめに利回りを設定しているケースくらいしかないですね。
保険商品で20年後に102%の元本保証+利回りをつける商品はありますが。20年で2%増えるって。。。日本のインフレ率よりも下回る利回りですね。

元本保証がないからこそのハイパフォーマンスです。リスクが負えなければリターンは得られません。
必ずリスクとリターンは相対関係にあります。
ローリスクであれば必ずローリターンです。ローリスクでハイリターンなんて虫のいい話はありません。

このことからハイリターン(年利10%以上)の商品で元本保証なんて普通に考えたらありえないのです。
金利が高いので有名なアメリカ国債でさえも2~3%/年の金利です(為替リスク除く)。

そんなに美味しいのならアメリカ政府がやりますよ笑。

また専門用語が多くて調べてもいまいちピンとこないようなら間違いなく詐欺案件です。
特に海外の用語とか法律とか協会とかがたくさん出てくることが多いです。
わざと投資家を煙に巻く手法です。またプライドが高い人であれば知ったかをするので、

紹介者:Aさんはご存知かと思いますがこの商品はTrustなので安心です。
Aさん:Trustですか!なるほど!それは安心ですよね。

みたいな会話になって話が進んでいきます。素直にわからない用語を聞けない人は経験上たくさんいます。
わからない用語が出てきたらまずは怪しいと思い、それでも気になるようであれば聞いてみる、聞いてみてもわからないようであればやめることをおすすめします。

以上からこの3つのキーワードがでてきたらほぼ間違いなく詐欺案件と判断してください。
だまされないための最低限の防御方法です。

スターリングハウストラスト(サンタンデール銀行PB案件)の危険性を証明する3つの理由

1.年利12%の運用内容が破綻している
2.スターリングハウストラスト社が怪しい
3.プライベートバンクとして機能していない

案件概要としては
「投資家が資金をSHT社に預けて、SHT社がサンタンデール銀行のトラスト口座で運用する」
ということです。

まずは1.のなぜに年利12%が元本保証で支払われるのかについて考えてみましょう。

紹介者は運用は↓のように行われると説明しています。

◆運用方法:
某欧米の大手銀行の年利3%のコーラブル債※に投資
◆資金内訳:
投資資金:1億円
借り入れ:9億円(借入金利1%/年)
◆運用例:
合計10億円で年利3%のコーラブル債に投資運用

1億円分の運用益3%⇒1億×3%=300万円
9億円分の借り入れ分の運用益⇒9億×2%(3%-1%)=1800万円
合計2100万円の運用益

出資金額1億円からすると21%/年の利回りとなります。

※コーラブル債とは?
コーラブル債は仕組債の一種で、簡単にいえば「投資家が受け取る利子が高い代わりに発行体が満期前に償還できる」債券です。投資家からすると「この利子(クーポン)なら嬉しいけど満期前に償還されると元本割れをおこすかも」という債券です。仕組債とはデリバティブ商品であって、いろいろな仕組みを持つ債権なのでこう呼びます。発行体が繰り上げ償還する権利を持っていますので、投資家は好きなときに償還させる事ができません。現金にかえづらいのです。債券というのは「投資家が発行体にお金を貸した際の借用証書」です。お金を貸すときの原則は「信用できない借り手からは利子を多くいただきますよ」ですから、このコーラブル債も利子が多めに設定されている以上、リスクも少なからずあるという事です。 by ZUUより引用

では詳細を見ていきましょう。

1.年利12%の運用内容が破綻している

リスクがあるコーラブル債を借り入れを行ってまでして(レバレッジをかけて)運用しています。この時点で利回りは机上では21%/年と余裕があっても12%/年の元本保証という暴挙ができないことがわかります。コーラブル債は絶対保証できるものではないからです。
単純にレバレッジ10倍ですからね。
債権の価格が10%ダウンしたら元本の1億円はなくなるわけです。

また9億円を1%/年で借り入れしていることが疑問です。
日本円であればこのマイナス金利時代であればありえなくもないのですが、調達資金が米ドルです。
アメリカ国債の金利は2~3%なんです。アメリカでさえ国債を買ってくれた人に2~3%の金利を払っているのです。

ということはですよ!
1%で借り入れしているということはアメリカ政府よりも低金利で借り入れしていることになります。

さらに言えば、アメリカで最も数の多いウェルス・ファーゴという銀行の1年定期預金でも1%を越えています。
普通に考えてサンタンデール銀行はSHT社に貸すよりもアメリカ国債やアメリカの銀行に預けたほうが得なんですよね。
SHT社の運用益が入るわけでもないですし。
あくまでもSHT社にプライベートバンクとして口座を貸しているだけですからね。

というわけで、完全に12%の元本保証は矛盾が生じます。
ボランティアでもやらないですよね。。。

2.スターリングハウストラスト社が怪しい

SHT社の金融ライセンスを調べるとどうなるでしょうか?
資料には「2009年からニュージーランド政府の許可を得てTrusteeとして」と記載があります。
そこで、ニュージーランドの金融監督庁であるFMAのウェブサイトを調べましたが、SHT社の名前はありませんでした。
すなわちニュージーランドで金融ライセンスは取得していないことになります。

また住所を調べましたが。。。

・202 Parnell Road, Parnell, Auckland 1151, New Zealand(ニュージーランド)
・62 Wilson Street London EC2A 2BU United Kingdom(英国)

ニュージーランドの住所は住宅と倉庫街。。。
英国の住所は数百社が同じ場所に登記するバーチャルオフィス。。。

ちなみにHPのドメイン情報を見るとドメイン登録はシンガポールで行われています。

これは。。。どうみても。。。

3.プライベートバンクとして機能していない

だってプライベートバンクって個人個人に与えられて銀行の担当者がついて資産運用を一緒に考えながら行うものです。
SHT社にお金を預けている状況でそもそもそれは。。。ヘッジファンドです。
普通にハイリスクハイリターンの商品に変わります。

ハイリスクハイリターンでいいのであれば年利40%超えている商品もあります。
2018年最新!おすすめのヘッジファンドとは?

ちなみに↑のヘッジファンドは詐欺ではないためSHT社よりもリスクは低いです。

サンタンデールPB案件はしばらくは運用はされるが。。。

年利12%ということは8.3年以上継続されれば元本分の回収となります。

1.数年は利回りを吐き出して信用させる
2.信用させて出資額をより多く募る
3.規約変更があったなど連絡が来る
4.連絡が担当者と取れなくなる

こんな感じになるのではないでしょうか。

過去にもアメリカで2008年12月にFBIに逮捕された、バーナード・ローレンス・マドフ容疑者の詐欺事件は有名です。
元NASDAQ会長という信用もあり、誰もが信用したのです。被害総額は数兆円と言われています。
野村證券などの大手金融機関が被害にあっています。日本では、あおぞら銀行、住友生命保険、三井住友生命、三井安田生命、あいおい生命保険、太陽生命保険、日本興亜損保、富国生命保険など多くの金融機関や有名人、著名人も詐欺被害者として名前を連ねています。

これもまさしくポンジスキームです。

現在、契約している人は手数料が取られてもいいので即刻解約することをおすすめします。
サンタンデールPB案件に似た案件が最近良く聞きますので、これは似ているなと思ったら。。。

サンタンデールPB案件よりも確実に資産運用できる商品はある

今回はかなり詳細を書きましたがいかがだったでしょうか?
勧めてくる人が保険屋さんやFPもいると話を聞きます。
見極めは勧めてくる人が投資で成功しているかどうかです。
成功しまくっていたら普通にもうFPとして活動してないですよね笑。
投資家になっているはずです。

またここでは詳細は書けませんがサンタンデールPB案件よりも安心・確実に資産が増える投資商品はあります。
記事としては書けないので気になる方は管理人に問い合わせください。

(ネットで稼ぐ+節約)×投資=5億円TOP

  • LINEで送る

このページの先頭へ

このページの先頭へ